インデックス投資の3つのメリット

こんにちは、なみです。

私は現在、高配当株投資インデックス投資をメインのスタイルとしていますが、投資を始めた当初は、このインデックス投資のメリットがさっぱり理解できず、何のために存在するものなのかわかりませんでした。また投資に関する本を読んでみても、意外とこのメリットについて正面から述べられていることが少ないように思います。

そこで今回の記事では、投資初心者の方にとって、より安全に安定した投資が行える手法であるインデックス投資のメリットについて整理したいと思います。

目次

インデックス投資って?

インデックス投資とは、株式市場の特定の指数に連動するよう運用される投資信託(インデックスファンド)に投資することです。

で、この特定の指数とは、日本なら日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)、米国ならダウ平均株価やS&P500などの指数のことで、株式だけでなく、債券、REIT(不動産投資信託)などの指数を指標にするものもあります。

これに対し、指数を上回る運用実績を目指し、証券会社のファンドマネージャーが積極的に資金を運用するファンドをアクティブファンドと呼びます。

インデックスファンドで重要視すべき点は、運用実績がプラスであることは当然のこととして、以下の3点に注意が必要です。

  1. 信託報酬
  2. 総資産額
  3. トラッキングエラー


1つめの信託報酬は、そのファンドに投資している間に発生するコストで、投資信託の運用・管理に必要となる経費として、ファンドを保有している間はずっと支払い続ける必要があります。
例えば、私が投資しているSBIバンガードS&P500インデックスファンドでは、年間0.0938%の信託報酬が必要となります。

いくら運用実績が優秀でも、信託報酬が高いと、差し引かれる額が多くなり、結果的として期待していたようなリターンが得られないことになります。そのため、インデックスファンドを選ぶ際に、信託報酬に注目し、できるだけ低いものを選ぶべきです。

2つめの総資産額については、できるだけ総資産額の大きく、右肩上がりに増えているファンドを選ぶべきです。総資産額の大きい投資信託ほど、安定した運用が可能になりますし、運用コストも低くなりますので、信託報酬が安くなることが期待できます。

逆に、総資産額が小さく、右肩下がりの場合、投資運用成績の悪化や投資家の解約が発生している恐れがあり、最悪の場合、運用中止となってしまうことがあります。

3つめのトラッキングエラーは、指標とする指数に対してどの程度ずれているかを示す指標で、これができるだけ小さいほど、精度の高いインデックスファンドであるといえます。トラッキングエラーが大きいと、本来狙いとする指標に連動した運用実績を上げられず、得られたはずのリターンが得られないなど、余計なリスクが発生してしまうことなります。

インデックス投資で何故利益が生み出せるのか?

次に、指数に連動したインデックス投資をすることで、何故リターンが得られるかという点について説明します。
これは、私自身が投資を始めた際、最初に疑問に思ったことで、指数って自然の成り行きを示すもので、これに連動した投資信託を購入することで、何故利益が発生するのかが全く理解できませんでした。

その後、いろいろな勉強をする中で、インデックス投資は以下の3点によって、安定したリターンが期待できる投資手法であると認識しています。

  1. 分散投資が可能
  2. 配当の存在
  3. 右肩上がりの指標に投資する


まず、1つめの分散投資については、インデックス投資は1つの個別銘柄ではなく、例えばS&P500を指標とする投資信託の場合、Appleなど、米国を代表する500社に分散投資をすることができ、全米の様々な業種の企業全体を購入するということになります。

昨今のコロナ禍によるある業種の不振や倒産など、一部の企業に思わぬ問題が発生した場合、インデックス投資によって分散投資をしておくことで、リスクを最小限に抑え、安定した投資を行うことができます。


次に、2つめの配当の存在については、すみません、私自身投資を始めるまで認識していませんでした。株式や債券を保有することで定期的に得られる配当です。

投資信託を保有する以上、間接的にでも株主になりますので定期的に配当が発生します。そのため、株価が一定であっても配当による利益が発生することになります。

大体の投資信託では配当を自動的に原資に組み込んだり、投資家が再投資の是非を選択することができますので、これによって再投資を行ったり、原資が増えたりすることで、投資信託の価値が上がっていくことになります。


最後に、3つめの右肩上がりの指標に投資するというのは、投資家の選択次第となります。

これまで右肩上がりであったといって、今後も同様のトレンドを描くとは限りませんし、これまで右肩下がりであってもいきなり爆上がりになる可能性もあります。

とはいえ、全世界の人類、国家、企業の努力により、世界全体が成長し続けているのは事実です。特に米国の株価は右肩上がりの一途を辿っています。

下のグラフは1985年以降の米国NYダウ平均のチャートですが、短期的な凹凸はあるものの、長期的には右肩上がりとなっています。

https://nikkei225jp.com/nasdaq/

そのため、例えばこのNYダウを指標としたインデックスファンドを保有すれば、長期的に価格が上昇し、右肩上がりの利益を享受できることになります。

例えば、NYダウを指標とする投資信託である、「eMAXIS NYダウ」を5年前の2015年に購入した場合、2020年9月末時点でリターンは年率9.9%となり、非常に優秀な成績となっています。

なお、日経平均株価は同じ1985年以降ではほぼ横ばいとなっており、個人的には、インデックス投資対象としては向いていないと思います。

まとめ

今回は、私の現在の投資スタイルの一つとしているインデックスファンドについて解説しました。

私自身、当初は何でこんな投資方法があるのか、メリットが理解できなかったのですが、インデックス投資によって、分散投資によってリスクを低減しつつ、株主として配当を享受しつつ、世界経済の成長に乗っかり、原資を増やしていくという、安全性の高い投資が可能となること理解し、今では主な投資手法にしています。

特に、米国株はこれまでのトレンドから、右肩上がりの成長を続けており、長期的に継続した株価の上昇が期待できますので、投資初心者の皆さんは、まず円建てで、信託報酬の低い米国株のインデックスファンド(例えば、SBIバンガードS&P500インデックスファンドや、eMAXIS Slim_S&P500など)を購入されるのがおすすめだと思います。


以上、皆さんの参考になればうれしいです。

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