積水ハウス(株)【1928】を「バリュー投資」の7つの基準で評価してみた

なみ

こんにちは、なみです。

今回の記事では、日経225構成銘柄の1つである積水ハウス(株)【1928】について、ベンジャミン・グレアムが提唱した「バリュー投資」の7つの基準に沿って評価してみました。

この記事でわかること
・バリュー投資の7つの基準に沿った積水ハウス(株)【1928】の評価
 事業規模/財務状況/収益安定性/収益成長性/配当/株価収益率/株価純資産倍率
・積水ハウス(株)【1928】は割安株なのか

あくまでIR情報などから機械的に評価したものですから、個人的な思いや先入観などは入っておらず、特定の企業を持ち上げたり卑下する意図はありませんのでご了承ください。日経225企業の中で、あなたが投資すべき割安株は何か?を探し当てるためのご参考にしてください。

ちなみに、これまで評価した結果一覧は以下のページにまとめていますので、よろしければあわせてこちらもご覧ください。

目次

積水ハウス(株)【1928】の基本情報

・設立年月日 1960年8月
・上場年月日 1970年8月
・業種    建設業
・特色    ハウスメーカーの雄。戸建てから賃貸住宅、マンション等に展開。国内外で不動産開発も。
・資本金   2,025億円
・従業員数  (連結)28,895人
・株価    2,289円(2022.6.5)
・単元    100株
・決算    1月末日

事業内容は、戸建住宅事業を出発点に、オーナーが保有する土地に戸建住宅や賃貸住宅の建築を請け負う「請負型ビジネス」、 住宅リフォームや不動産の転貸借によって賃貸住宅経営をサポートする 「ストック型ビジネス」、土地の取得など投資からスタートする「開発型ビジネス」、アメリカ/オーストラリア/イギリス/シンガポール/中国の5か国で住宅事業を展開する「国際ビジネス」の4つをグループ各社と連携し展開されています。

先進の技術による快適で安全安心な住まいを実現するため、研究開発から設計施工・アフターメンテナンス、リフォームまで、一貫して高い品質、サービスを自社グループで行い、賃貸住宅やマンションをはじめ、街づくり、都市開発や国際事業など、よりよい住環境に貢献する事業を行われています。

ではここからは、積水ハウス(株)に対してバリュー株投資の7つの基準に沿って評価していきます。

①事業規模

事業規模の評価基準は、「小型株をできるだけ除外する」

日経225企業の一社ですので。事業規模は十分なのですが、一応業種の中での規模感を見ておきます。

建設業194社の中での各項目のランキングは以下の通りです。

時価総額1兆6055億円(2位)
売上高2兆5895億円(2位)
営業利益2301億6000万円(2位)
経常利益2300億9400万円(2位)
純利益1539億500万円(2位)
営業利益率8.89%(22位)
経常利益率8.89%(29位)
当期利益率5.94%(35位)
株主資本1兆5209億円(2位)
総負債1兆2802億円(4位)
総資産2兆8011億円(2位)
業績に関する各種項目

建設業の中で利益率以外はほとんどダイワハウスに次ぐ第2位。営業利益率も業界22位の8.89%と、この規模の企業にしては高いです。総負債が少ない点もポイントですね。もちろん事業規模は文句なしのレベルです。

②財務状況

次は財務状況。評価基準は、①「年内に現金になる資産(流動資産)が、年内に支払うべき負債(流動負債)の2倍以上であること」。 また、②「来年以降に支払うべき負債(長期負債=固定負債)が、流動資産からすべての負債を差し引いた純流動資産を超えていないこと」

2022年1月期の決算短信では、積水ハウスの流動資産は1,952,729百万円、流動負債は867,903百万円、固定負債は412,325百万円なので、

①は、流動資産 / 流動負債 = 2.25倍なので基準達成

②は、固定負債412,325百万円 < 純流動資産1,084,826百万円 で基準未達となり、

流動、固定負債とも少なく、非常にきれいな印象ですね。①②とも文句なしの基準達成です。

③収益安定性

収益安定性の基準は、「最低でも10年間赤字がないこと」

積水ハウスの業績を確認すると、2010年に一度赤字転落していますがそれ以降は黒字であり、特に2017年以降は1000億円を超える利益を安定して出しています。基準達成です。

年度純利益
2013年1月464億5800万円
2014年1月 798億100万円
2015年1月902億2400万円
2016年1月843億200万円
2017年1月1218億5300万円
2018年1月1332億2400万円
2019年1月1285億8200万円
2020年1月1412億5600万円
2021年1月1235億4200万円
2022年1月1539億500万円
直近10年間の純利益

④収益成長性

収益成長性の基準は、「過去10年間のうち、直近3年間の1株当たり純利益(EPS)が最初の3年間より最低33%以上伸びていること」

積水ハウスのIR情報を確認すると、EPSの最初の3年平均が106.1円、直近の3年平均が204.8円なので、(直近の3年平均 – 最初の3年平均) / 最初の3年平均 × 100 = 93.1%であり、基準達成となります。

年度EPS
2013年1月68.63円
2014年1月118.63円最初の3年平均:106.1円
2015年1月130.91円
2016年1月120.16円
2017年1月175.48円
2018年1月193.06円
2019年1月186.53円
2020年1月205.79円
2021年1月181.18円直近の3年平均:204.8円
2022年1月227.37円
直近10年間の1株当たり純利益(EPS)

⑤配当

配当の基準は、「 20年連続で配当を出していること 」

積水ハウスのIR情報を確認すると、 毎年しっかり配当を出されており、基準達成です。連続増配もきっちりできている点も好印象ですね。

年度配当金配当利回り
2010年1月10円/株1.17%
2011年1月21円/株2.63%
2012年1月20円/株2.79%
2013年1月28円/株2.78%
2014年1月43円/株3%
2015年1月50円/株3.28%
2016年1月54円/株2.88%
2017年1月64円/株3.5%
2018年1月77円/株3.85%
2019年1月79円/株4.86%
2020年1月81円/株3.43%
2021年1月84円/株4.16%
2022年1月90円/株3.89%
直近10年間の配当金と配当利回り

なお、株主優待は1月末の権利確定で1000株以上保有で毎年10月下旬から11月上旬にかけて5kgの「魚沼産コシヒカリ新米」がもらえます。

⑥株価収益率

株価収益率の基準は、「PER(株価収益率)」が15倍以下であること。

Yahooファイナンスによると、現在のPERは9.81倍、基準達成です。

⑦株価純資産倍率

株価純資産倍率の基準は、「①PBR(株価純資産倍率)が1.5倍以下で、②PER×PBRが22.5未満であること」

Yahooファイナンスによると、現在のPBRは1.05倍であり、①のPBRは基準達成です。

②のPER × PBR も 10.30 で基準達成です。

まとめ

今回の結果をまとめると以下の通りとなります。

項目評価結果備考
①事業規模売上高業界2位
②財務状況問題なし
③収益安定性赤字なし
④収益成長性+93.1%
⑤配当利回り3.89%+優待あり
⑥株価収益率9.81倍
⑦株価純資産倍率1.05倍
結果まとめ

全項目で基準達成となり、「積水ハウス(株)は割安株には該当する」という結果となりました。売上、利益は安定している上、この規模の建設業の企業としては負債が少なく、特に財務面が非常にきれいな印象ですね。配当もしっかり増配されており、まさに「バリュー投資」にうってつけの優秀な銘柄といえますね。

以上、皆さんの参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

某メーカー勤務のエンジニア。化学工学修士。FP3級×簿記2級。妻と子供2人。お酒が大好きな関西人。週末はヨガ、筋トレ、サウナに励み、最近は料理も趣味。現在FP2級を勉強中。

2019年9月から投資をスタート。米国株式ETF(S&P500、グロース、高配当)、J-REITが主な投資先。投資資産1500万円突破。いつか億り人&サイドFIREを夢見て試行錯誤の毎日です。

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