アマダは割安株なのか?バフェット流「バリュー投資の7つの基準」で日経225銘柄を評価!

なみ

こんにちは、なみです。

今回の記事では、日経225構成銘柄の1つである(株)アマダ【6113】について、ベンジャミン・グレアムが提唱した「バリュー投資」の7つの基準に沿って評価してみました。

この記事でわかること
・バリュー投資の7つの基準に沿った(株)アマダ【6113】 の評価
 事業規模/財務状況/収益安定性/収益成長性/配当/株価収益率/株価純資産倍率
・(株)アマダ【6113】 は割安株なのか

あくまでIR情報などから機械的に評価したものですから、個人的な思いや先入観などは入っておらず、特定の企業を持ち上げたり卑下する意図はありませんのでご了承ください。日経225企業の中で、あなたが投資すべき割安株は何か?を探し当てるためのご参考にしてください。

ちなみに、これまで評価した結果一覧は以下のページにまとめていますので、よろしければあわせてこちらもご覧ください。

目次

(株)アマダ【6113】 の基本情報

・設立年月日 1948年5月1日
・上場年月日 1961年10月
・業種    機械
・特色    金属加工機械の総合メーカーで世界首位級。板金加工機は国内シェア6割。配当性向50%メド。
・資本金   547億円
・従業員数  (単独)2,554人 (連結)8,774人
・株価    1,106円(2022.9.9)
・単元    100株
・決算    3月末日

アマダグループは、株式会社アマダを筆頭に、子会社・関連会社を含めた89社で構成され、金属加工機械・器具の製造・販売・賃貸・修理・保守・点検・検査などを主要な事業内容としています。

主に板金機械事業、切削事業、研削盤事業、プレス事業、精密溶接事業の5事業を中心とする加工機械を取り扱っている他、それらを制御するコンピュータ・ソフトウエアや周辺装置、金型、メンテナンスに至るすべてのソリューションサービスを提供しています。

経営理念は、以下の5つ。
①お客さまとともに発展する。
②事業を通じた国際社会への貢献。
③創造と挑戦を実践する人づくり。
④高い倫理観と公正性に基づいた健全な企業活動を行う。
⑤人と地球環境を大切にする。

変わること、変わらないこと。常に挑戦し続けること。をキーワードに、モノづくり企業であることにこだわり、モノづくりを志す顧客に選ばれる企業であることを目指されています。

企業ロゴや装置、職服にまで企業カラーである「赤」が使われている点が印象的ですね。

ではここからは、(株)アマダに対してバリュー株投資の7つの基準に沿って評価していきます。

①事業規模

事業規模の評価基準は、「小型株をできるだけ除外する」

日経225企業の一社ですので。事業規模は十分なのですが、一応業種の中での規模感を見ておきます。

機械229社の中での各項目のランキングは以下の通りです。

時価総額3782億5300万円(18位)
売上高3126億5800万円(19位)
営業利益385億3800万円(12位)
経常利益404億9600万円(15位)
純利益277億6900万円(15位)
営業利益率12.3%(45位)
純利益率8.9%(49位)
総資産6271億3800万円(14位)
負債1323億8600万円(28位)
業績に関する各種項目

機械の中で売上高は19位、総資産は14位。利益率はまずまずで、純利益率は8.9%の49位。金属加工機械メーカーとしては世界トップクラスの一社であり、事業規模は文句なしです。

②財務状況

次は財務状況。評価基準は、①「年内に現金になる資産(流動資産)が、年内に支払うべき負債(流動負債)の2倍以上であること」。 また、②「来年以降に支払うべき負債(長期負債=固定負債)が、流動資産からすべての負債を差し引いた純流動資産を超えていないこと」

2023年3月期の決算短信によると、
流動資産:3735億1500万円
流動負債:1133億8900万円
固定負債:189億9600万円 なので、

①は、流動資産 / 流動負債 = 3.29倍で基準達成

②は、固定負債189億9600万円 < 純流動資産2601億2600万円 で基準達成となり、

よって、流動資産に対して負債の割合が極めて低く、極めて健全ですね。文句なしで基準達成です。

③収益安定性

収益安定性の基準は、「最低でも10年間赤字がないこと」

過去10年の業績を確認すると、2010年に一度だけ赤字がありますけど、この10年はしっかり利益を出されており、赤字はありません。基準達成です。

年度純利益
2013年3月41億2600万円
2014年3月 121億8400万円
2015年3月184億2300万円
2016年3月274億2500万円
2017年3月258億9400万円
2018年3月270億9400万円
2019年3月333億300万円
2020年3月233億9000万円
2021年3月185億6400万円
2022年3月277億6900万円
直近10年間の純利益

④収益成長性

収益成長性の基準は、「過去10年間のうち、直近3年間の1株当たり純利益(EPS)が最初の3年間より最低33%以上伸びていること」

IR情報を確認すると、EPSの最初の3年平均が30.5円、直近の3年平均が66.4円なので、(直近の3年平均 – 最初の3年平均) / 最初の3年平均 × 100 = 117.7%となり、基準達成です。

年度EPS
2013年3月10.41円
2014年3月31.89円 3年平均:30.5円
2015年3月49.18円
2016年3月74.56円
2017年3月70.85円
2018年3月74.07円
2019年3月91.5円
2020年3月65.91円
2021年3月53.4円3年平均:66.4円
2022年3月79.87円
直近10年間の1株当たり純利益(EPS)

⑤配当

配当の基準は、「 20年連続で配当を出していること 」

入手できる範囲でIR情報を確認すると、毎年しっかり配当が出ています。利回りも悪くないですね。基準達成です。

年度配当金配当利回り
2010年3月10円/株1.28%
2011年3月10円/株1.44%
2012年3月12円/株2.15%
2013年3月12円/株1.91%
2014年3月20円/株2.75%
2015年3月26円/株2.25%
2016年3月36円/株3.28%
2017年3月42円/株3.3%
2018年3月42円/株3.25%
2019年3月46円/株4.2%
2020年3月48円/株5.63%
2021年3月30円/株2.43%
2022年3月38円/株3.51%
直近20年間の配当金と配当利回り

なお、株主優待はありません。

⑥株価収益率

株価収益率の基準は、「PER(株価収益率)」が15倍以下であること。

Yahooファイナンスによると、現在のPERは12.02倍であり、基準達成です。

⑦株価純資産倍率

株価純資産倍率の基準は、「①PBR(株価純資産倍率)が1.5倍以下で、②PER×PBRが22.5未満であること」

Yahooファイナンスによると、現在のPBRは0.78倍であり、①のPBRは基準達成です。

②のPER × PBR も9.38で基準達成です。

まとめ

今回の結果をまとめると以下の通りとなります。

項目評価結果備考
①事業規模売上高3126億円
②財務状況問題なし
③収益安定性赤字なし
④収益成長性+117.7%
⑤配当利回り3.51%
⑥株価収益率12.02倍
⑦株価純資産倍率0.78倍
結果まとめ

全項目で基準達成となり、「(株)アマダは割安株に該当する」という結果となりました。財務状況は非常にきれいで、売上、収益もしっかり、配当もきっちりで利回りも高め、株価もほどほど、これは優秀ですね。

金属加工機械の圧倒的な業界シェアを武器に、潤沢な資金力を確保しつつ、選択と集中でしっかり成長路線が描けており、まさに日本のモノづくりの強さを形にしたような企業ではないでしょうか。

今後はM&Aによって自社にない技術や市場を獲得し、さらなる事業の成長を目指すとのこと。これはまだまだ成長が期待できそうですね。

というわけで今回新たに1銘柄が仲間入りとなり、現時点では、

「バリュー投資」の7つの基準をすべてクリアしているのは、

 ・コムシスホールディングス【1721】

 積水ハウス【1928】

 ・宝ホールディングス【2531】

 ・SUMCO【3436】

 ・東ソー【4042】

 ・日本ガイシ【5333】

 アマダ【6113】

の7社となりました。

これまで評価した結果を下の記事にまとめてますので、よろしければあわせてご覧ください。

以上、皆さんの参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

某メーカー勤務のエンジニア。化学工学修士。FP3級×簿記2級。妻と子供2人。お酒が大好きな関西人。週末はヨガ、筋トレ、サウナに励み、最近は料理も趣味。現在FP2級を勉強中。

2019年9月から投資をスタート。米国株式ETF(S&P500、グロース、高配当)、J-REITが主な投資先。投資資産1500万円突破。いつか億り人&サイドFIREを夢見て試行錯誤の毎日です。

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