オークマは割安株なのか?バフェット流「バリュー投資の7つの基準」で日経225銘柄を評価!

なみ

こんにちは、なみです。

今回の記事では、日経225構成銘柄の1つであるオークマ(株)【6103】について、ベンジャミン・グレアムが提唱した「バリュー投資」の7つの基準に沿って評価してみました。

この記事でわかること
・バリュー投資の7つの基準に沿ったオークマ(株)【6103】 の評価
 事業規模/財務状況/収益安定性/収益成長性/配当/株価収益率/株価純資産倍率
・オークマ(株)【6103】 は割安株なのか

あくまでIR情報などから機械的に評価したものですから、個人的な思いや先入観などは入っておらず、特定の企業を持ち上げたり卑下する意図はありませんのでご了承ください。日経225企業の中で、あなたが投資すべき割安株は何か?を探し当てるためのご参考にしてください。

ちなみに、これまで評価した結果一覧は以下のページにまとめていますので、よろしければあわせてこちらもご覧ください。

目次

オークマ(株)【6103】 の基本情報

・設立年月日 1918年7月15日
・上場年月日 1949年5月
・業種    機械
・特色    東海の工作機械大手。マシニングセンタ(MC)などトップ級。国内生産、基礎技術開発に重点。
・資本金   180億円
・従業員数  (単独)2,310人 (連結)3,953人
・株価    5,130円(2022.9.7)
・単元    100株
・決算    3月末日

オークマは、1898年の創業当時から、顧客の生産性向上のため「必要なものが世の中に無ければ自社で開発する」精神を脈々と受け継ぎ、現在ではグローバルな総合工作機械メーカーとなっています。

「機電情知」融合の強みを活かし、加工現場を熟知した立場で知能化技術を開発し、工作機械を、自律的に判断して最適な加工に導くスマートマシンへ進化させてきたそうです。

企業理念は「オークマは、総合一貫した“ものづくりサービス”を通して、世界中のお客様の価値創造に貢献することで、オークマと共に歩むすべての人々の幸せを実現します。」

創業以来、工作機械を世に送り出し、製造業の発展に携わってきた歩みから、「ものづくりで可能性を切り拓く」ことをにこだわって挑戦を続けられています。

ではここからは、オークマ(株)に対してバリュー株投資の7つの基準に沿って評価していきます。

①事業規模

事業規模の評価基準は、「小型株をできるだけ除外する」

日経225企業の一社ですので。事業規模は十分なのですが、一応業種の中での規模感を見ておきます。

機械229社の中での各項目のランキングは以下の通りです。

時価総額1641億7500万円(31位)
売上高1728億900万円(31位)
営業利益144億6200万円(33位)
経常利益155億7700万円(33位)
純利益115億7900万円(33位)
営業利益率8.4%(99位)
純利益率6.7%(104位)
総資産2659億2100万円(32位)
負債662億2100万円(41位)
業績に関する各種項目

機械の中で売上高は31位、総資産は32位。利益率はぼちぼちで、純利益率は6.7%の104位と控え目ですが、工作機械メーカーとしてはトップクラスの一社であり、事業規模は文句なしです。

②財務状況

次は財務状況。評価基準は、①「年内に現金になる資産(流動資産)が、年内に支払うべき負債(流動負債)の2倍以上であること」。 また、②「来年以降に支払うべき負債(長期負債=固定負債)が、流動資産からすべての負債を差し引いた純流動資産を超えていないこと」

2023年3月期の決算短信によると、
流動資産:1813億8800万円
流動負債:572億3200万円
固定負債:89億8900万円 なので、

①は、流動資産 / 流動負債 = 3.17倍で基準達成

②は、固定負債89億8900万円 < 純流動資産1241億5600万円 で基準達成となり、

よって、流動資産に対して負債の割合が極めて低く、極めて健全ですね。文句なしで基準達成です。

③収益安定性

収益安定性の基準は、「最低でも10年間赤字がないこと」

過去10年の業績を確認すると、2010年に一度だけ赤字がありますけど、この10年はしっかり利益を出されており、赤字はありません。基準達成です。

年度純利益
2013年3月75億9300万円
2014年3月 79億4800万円
2015年3月115億3500万円
2016年3月136億9700万円
2017年3月102億4100万円
2018年3月142億2600万円
2019年3月185億2100万円
2020年3月107億1200万円
2021年3月20億8800万円
2022年3月115億7900万円
直近10年間の純利益

④収益成長性

収益成長性の基準は、「過去10年間のうち、直近3年間の1株当たり純利益(EPS)が最初の3年間より最低33%以上伸びていること」

IR情報を確認すると、EPSの最初の3年平均が274.2円、直近の3年平均が257.4円なので、(直近の3年平均 – 最初の3年平均) / 最初の3年平均 × 100 = -6.1%となり、基準未達です。

年度EPS
2013年3月224.94円
2014年3月242.82円 3年平均:274.2円
2015年3月354.74円
2016年3月427.27円
2017年3月319.48円
2018年3月443.83円
2019年3月578.53円
2020年3月339.28円
2021年3月66.13円3年平均:257.4円
2022年3月366.9円
直近10年間の1株当たり純利益(EPS)

⑤配当

配当の基準は、「 20年連続で配当を出していること 」

入手できる範囲でIR情報を確認すると、毎年しっかり配当が出ています。基準達成です。

年度配当金配当利回り
2011年3月10円/株0.29%
2012年3月40円/株1.17%
2013年3月50円/株1.44%
2014年3月50円/株1.2%
2015年3月70円/株1.25%
2016年3月90円/株2.29%
2017年3月90円/株1.54%
2018年3月105円/株1.68%
2019年3月125円/株2.09%
2020年3月130円/株3.73%
2021年3月35円/株0.55%
2022年3月90円/株1.76%
直近20年間の配当金と配当利回り

なお、株主優待はありません。

⑥株価収益率

株価収益率の基準は、「PER(株価収益率)」が15倍以下であること。

Yahooファイナンスによると、現在のPERは9.43倍であり、基準達成です。

⑦株価純資産倍率

株価純資産倍率の基準は、「①PBR(株価純資産倍率)が1.5倍以下で、②PER×PBRが22.5未満であること」

Yahooファイナンスによると、現在のPBRは0.84倍であり、①のPBRは基準達成です。

②のPER × PBR も7.92で基準達成です。

まとめ

今回の結果をまとめると以下の通りとなります。

項目評価結果備考
①事業規模売上高1728億円
②財務状況問題なし
③収益安定性赤字なし
④収益成長性×-6.1%
⑤配当利回り1.76%
⑥株価収益率9.43倍
⑦株価純資産倍率0.84倍
結果まとめ

収益成長性のみが基準未達となり、「オークマ(株)は割安株に該当しない」という結果となりました。その他項目はきっちりクリアできていただけに惜しいところですね。ただ収益成長性は非常に大きなポイントだと思うので、これは仕方なしです。

工作機械各社は機械本体のコストや性能の競争に加え、自動化対応や運用支援で差別化を進めている。オークマは、これら諸技術を全体で最適に制御するオペレーショナルテクノロジーが今後の受注競争での優劣を決めると判断し、自社でモデルシステムの構築を進めているんだとか。財務状況はとても健全ですし、業績も非常に安定感があるだけ、あとは成長性さえあれば、今後に期待したいです。

というわけで現時点では、

「バリュー投資」の7つの基準をすべてクリアしているのは、

 ・コムシスホールディングス【1721】

 積水ハウス【1928】

 ・宝ホールディングス【2531】

 ・SUMCO【3436】

 ・東ソー【4042】

 ・日本ガイシ【5333】

の6社となりました。

これまで評価した結果を下の記事にまとめてますので、よろしければあわせてご覧ください。

以上、皆さんの参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

某メーカー勤務のエンジニア。化学工学修士。FP3級×簿記2級。妻と子供2人。お酒が大好きな関西人。週末はヨガ、筋トレ、サウナに励み、最近は料理も趣味。現在FP2級を勉強中。

2019年9月から投資をスタート。米国株式ETF(S&P500、グロース、高配当)、J-REITが主な投資先。投資資産1500万円突破。いつか億り人&サイドFIREを夢見て試行錯誤の毎日です。

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