オークマは割安株なのか?バフェット流「バリュー投資の7つの基準」で日経225銘柄を評価!

なみ

こんにちは、なみです。

今回の記事では、日経225構成銘柄の1つであるオークマ(株)【6103】について、ベンジャミン・グレアムが提唱した「バリュー投資」の7つの基準に沿って評価してみました。

この記事でわかること

・バリュー投資の7つの基準に沿ったオークマの評価
 事業規模は?
 資産と負債のバランスは?
 収益の安定性と成長性は?
 配当はしっかり出てるのか?
 株価収益率(PER)と株価純資産倍率(PBR)はどの程度か?
・オークマは割安株なのか?

あくまでIR情報などから機械的に評価したものですから、個人的な思いや先入観などは入っておらず、特定の企業を持ち上げたり卑下する意図はありませんのでご了承ください。

なみ

日経225企業の中で、あなたが投資すべき割安株はどれか?

を探し当てるためのご参考にしてください。

ちなみに、これまで評価した結果一覧は以下のページにまとめていますので、よろしければあわせてこちらもご覧ください。

目次

オークマ(株)【6103】 の基本情報

・設立年月日 1918年7月15日
・上場年月日 1949年5月
・業種    機械
・特色    東海の工作機械大手。マシニングセンタ(MC)などトップ級。国内生産、基礎技術開発に重点。
・資本金   180億円
・従業員数  (単独)2,326人 (連結)4,029人
・株価    6,264円(2023.11.23)
・単元    100株
・決算    3月末日

こんな会社

1898年の創業当時から、顧客の生産性向上のため「必要なものが世の中に無ければ自社で開発する」精神を脈々と受け継ぎ、現在ではグローバルな総合工作機械メーカーとなっています。

「機電情知」融合の強みを活かし、加工現場を熟知した立場で知能化技術を開発し、工作機械を、自律的に判断して最適な加工に導くスマートマシンへ進化させてきたそうです。

なみ

トータルレスポンシビリティ。工作機械を総合的にすべて自社でつくろうという方向性を強みとしています。 

企業理念

オークマは、総合一貫した“ものづくりサービス”を通して、世界中のお客様の価値創造に貢献することで、オークマと共に歩むすべての人々の幸せを実現します。

創業以来、工作機械を世に送り出し、製造業の発展に携わってきた歩みから、「ものづくりで可能性を切り拓く」ことをにこだわって挑戦を続けられています。

ではここからは、オークマ(株)に対してバリュー株投資の7つの基準に沿って評価していきます。

①事業規模

事業規模の評価基準は、「小型株をできるだけ除外する」

日経225企業の一社ですので。事業規模は十分なのですが、一応業種の中での規模感を見ておきます。

機械100社の中での各項目のランキングは以下の通りです。

時価総額1930億400万円(32位)
売上高2276億3600万円(29位)
営業利益248億400万円(23位)
純利益191億9500万円(21位)
営業利益率10.9%(29位)
純利益率8.4%(29位)
総資産2956億8900万円(32位)
負債689億1500万円(42位)
業績に関する各種項目

機械の中で売上高は29位、総資産は32位。利益率もまずまず高く、純利益率は8.4%の29位。工作機械メーカーとしてはトップクラスの一社です。

事業規模は問題なし!

②財務状況

次は財務状況。評価基準は、①「流動資産が流動負債の2倍以上であること」。 また、②「固定負債が純流動資産を超えていないこと」

2023年3月期の決算短信によると、
流動資産:1960億1700万円
流動負債:653億6400万円
固定負債:93億2400万円 なので、

①は、流動資産 / 流動負債 = 3.00倍で基準達成
②は、固定負債93億円 < 純流動資産1306億円 で基準達成となり、
流動資産に対して流動/固定いずれの負債の割合も低く、極めて健全ですね。基準達成です。

財務状況は文句なし!

③収益安定性

収益安定性の基準は、「最低でも10年間赤字がないこと」

過去10年の業績を確認すると、2010年に一度だけ赤字がありますけど、この10年はしっかり利益を出されており、赤字はありません。基準達成です。

年度純利益
2014年3月79億4800万円
2015年3月115億3500万円
2016年3月136億9700万円
2017年3月102億4100万円
2018年3月142億2600万円
2019年3月185億2100万円
2020年3月107億1200万円
2021年3月20億8800万円
2022年3月115億7900万円
2023年3月191億9500万円
直近10年間の純利益

収益安定性は問題なし!

④収益成長性

収益成長性の基準は、「過去10年間のうち、直近3年間の1株当たり純利益(EPS)が最初の3年間より最低33%以上伸びていること」

過去10年のIR情報を確認すると、(直近の3年平均 – 最初の3年平均 ) / 最初の3年平均 × 100 = +2.4%となり、基準達成です。

年度EPS
2014年3月242.82円
2015年3月354.74円3年平均:341.6円
2016年3月427.27円
2017年3月319.48円
2018年3月443.83円
2019年3月578.53円
2020年3月339.28円
2021年3月66.13円
2022年3月366.9円3年平均:349.7円
2023年3月615.95円
直近10年間の1株当たり純利益(EPS)

収益成長性はNG!

⑤配当

配当の基準は、「 20年連続で配当を出していること 」

入手できる範囲でIR情報を確認すると、毎年しっかり配当が出ています。基準達成です。

年度配当金配当利回り
2011年3月10円/株0.29%
2012年3月40円/株1.17%
2013年3月50円/株1.44%
2014年3月50円/株1.2%
2015年3月70円/株1.25%
2016年3月90円/株2.29%
2017年3月90円/株1.54%
2018年3月105円/株1.68%
2019年3月125円/株2.09%
2020年3月130円/株3.73%
2021年3月35円/株0.55%
2022年3月90円/株1.76%
2023年3月180円/株3.05%
直近20年間の配当金と配当利回り

なお、株主優待はありません。

配当は文句なし!

⑥株価収益率

株価収益率の基準は、「PERが15倍以下であること」

Yahooファイナンスによると、現在のPERは9.96倍であり、基準達成です。

株価収益率は文句なし!

⑦株価純資産倍率

株価純資産倍率の基準は、「①PBRが1.5倍以下で、②PER×PBRが22.5未満であること」

Yahooファイナンスによると、現在のPBRは0.90倍であり、①のPBRは基準達成です。

②のPER × PBR も8.96で基準達成です。

株価純資産倍率は文句なし!

まとめ

今回の結果をまとめると以下の通りとなります。

項目評価結果備考
①事業規模売上高2276億円
②財務状況文句なし
③収益安定性赤字なし
④収益成長性+2.4%
⑤配当利回り3.05%
⑥株価収益率9.96倍
⑦株価純資産倍率0.90倍
結果まとめ

収益成長性のみが基準未達となり、

なみ

オークマ(株)は割安株には該当しません!

という結果となりました。

その他項目はきっちりクリアできていただけに惜しいところです。あとは成長性だけですね。

これからのオークマ

収益性の向上を図ると共に、需要変動に左右されにくい事業構造・企業体質の構築を進める。そして事業活動を通じて社会課題を解決することで、新たな価値を生み出し、当グループの持続的成長、企業価値向上につないでいく。

工作機械各社は機械本体のコストや性能の競争に加え、自動化対応や運用支援で差別化を進めている。オークマは、これら諸技術を全体で最適に制御するオペレーショナルテクノロジーが今後の受注競争での優劣を決めると判断し、自社でモデルシステムの構築を進めているんだとか。財務状況はとても健全ですし、業績も非常に安定感があるだけ、あとは成長性さえあれば、今後に期待したいです。

これまで評価した結果を下の記事にまとめてますので、よろしければあわせてご覧ください。

以上、皆さんの参考になれば幸いです。

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