三井住友トラスト・ホールディングスは割安株なのか?バフェット流「バリュー投資の7つの基準」で日経225銘柄を評価!

なみ

こんにちは、なみです。

今回の記事では、日経225構成銘柄の1つである三井住友トラスト・ホールディングス(株)【8309】について、ベンジャミン・グレアムが提唱した「バリュー投資」の7つの基準に沿って評価してみました。

この記事でわかること

・バリュー投資の7つの基準に沿った三井住友トラスト・ホールディングスの評価
 事業規模は?
 資産と負債のバランスは?
 収益の安定性と成長性は?
 配当はしっかり出てるのか?
 株価収益率(PER)と株価純資産倍率(PBR)はどの程度か?
・三井住友トラスト・ホールディングスは割安株なのか?

なみ

日経225企業の中で、あなたが投資すべき割安株はどれか?

を探し当てるためのご参考にしてください。

目次

三井住友トラスト・ホールディングス(株)【8309】 の基本情報

・設立年月日 2002年2月1日
・上場年月日 2002年1月31日
・業種    銀行業
・特色    傘下に三井住友信託銀行。銀行、資産運用・管理、不動産など手がける。信託財産残高首位。
・資本金   2,616億円
・従業員数  (単独)273人 (連結)22,565人
・株価    4,841円(2023.1.28)
・単元    100株
・決算    3月末日

こんな会社

三井住友信託銀行株式会社を傘下に置く銀行持株会社で、2011年に、中央三井トラスト・ホールディングスと住友信託銀行が経営統合し、発足しました。

同じく三井グループ・住友グループに所属している三井住友フィナンシャルグループとの直接的な資本関係はなく、互いに独立した企業グループです。

グループの中核を担い、主要業務において信託業界トップの規模を有する三井住友信託銀行は、高い専門性と総合力を駆使し、個人トータルソリューション事業、法人トータルソリューション事業、法人アセットマネジメント事業、証券代行事業、不動産事業、受託事業及びマーケット事業の7事業を擁しています。

存在意義(パーパス)

信託の力で、新たな価値を創造し、お客さまや社会の豊かな未来を花開かせる

目指す姿(ビジョン)である「The Trust Bank」の実現に向け、信託の受託者精神に立脚し、銀行事業、資産運用・管理事業、不動産事業を融合した新しいビジネスモデルで独自の価値を創出し、グローバルに飛躍されています。

ではここからは、三井住友トラスト・ホールディングスに対してバリュー株投資の7つの基準に沿って評価していきます。

①事業規模

事業規模の評価基準は、「小型株をできるだけ除外する」

日経225企業の一社ですので。事業規模は十分なのですが、一応業種の中での規模感を見ておきます。

銀行業74社の中での各項目のランキングは以下の通りです。

時価総額1兆8131億円(5位)
売上高1兆4010億円(5位)
営業利益-円(-位)
経常利益2297億400万円(5位)
純利益1690億7800万円(5位)
営業利益率-%(-位)
純利益率12.1%(36位)
総資産68兆8380億円(6位)
負債66兆860億円(6位)
業績に関する各種項目

銀行業の中で売上高は5位、総資産は6位。利益率もまずまず高く、純利益率は12.1%の36位、国内の信託銀行のトップです。

事業規模は文句なし!

②財務状況

次は財務状況。評価基準は、①「流動資産が流動負債の2倍以上であること」。 また、②「固定負債が純流動資産を超えていないこと」

2022年3月期の決算短信によると、
流動資産:23兆6128億円
流動負債:52兆6865億円
固定負債:9兆2301億円 なので、

①は、流動資産 / 流動負債 = 0.45倍で基準未達
②は、固定負債9.2兆円 > 純流動資産-29兆円 で基準未達となり、
流動資産に対して流動/固定負債いずれの割合もかなり高いです。

財務状況はNG!

③収益安定性

収益安定性の基準は、「最低でも10年間赤字がないこと」

過去10年の業績を確認すると、毎年しっかり利益を上げられており問題ありません。基準達成です。

年度純利益
2013年3月1337億6800万円
2014年3月1376億7500万円
2015年3月1596億6500万円
2016年3月1669億900万円
2017年3月1214億4600万円
2018年3月1539億8600万円
2019年3月1738億8900万円
2020年3月1630億2800万円
2021年3月1421億9600万円
2022年3月1690億7800万円
直近10年間の純利益

収益安定性は問題なし!

④収益成長性

収益成長性の基準は、「過去10年間のうち、直近3年間のEPSが最初の3年間より最低33%以上伸びていること」

IR情報を確認すると、(直近の3年平均 – 最初の3年平均) / 最初の3年平均 × 100 = 14.1%となり、惜しくも基準未達です。

年度EPS
2013年3月342.69円
2014年3月356.84円 3年平均:369.8円
2015年3月409.76円
2016年3月433.3円
2017年3月317.24円
2018年3月403.92円
2019年3月458.91円
2020年3月434.31円
2021年3月379.65円3年平均:421.8円
2022年3月451.4円
直近10年間の1株当たり純利益(EPS)

収益成長性はNG!

⑤配当

配当の基準は、「 20年連続で配当を出していること 」

入手できる範囲でIR情報を確認すると、毎年しっかり出てますね。基準達成です。

年度配当金配当利回り
2010年3月80円/株2.28%
2011年3月80円/株2.71%
2012年3月85円/株3.22%
2013年3月90円/株2.03%
2014年3月100円/株2.15%
2015年3月120円/株2.42%
2016年3月130円/株3.94%
2017年3月130円/株3.37%
2018年3月130円/株3.02%
2019年3月140円/株3.52%
2020年3月150円/株4.8%
2021年3月150円/株3.89%
2022年3月170円/株4.25%
直近20年間の配当金と配当利回り

なお、株主優待はありません。

配当は問題なし!

⑥株価収益率

株価収益率の基準は、「PERが15倍以下であること」

Yahooファイナンスによると、現在のPERは9.47倍であり、基準達成です。

株価収益率は問題なし!

⑦株価純資産倍率

株価純資産倍率の基準は、「①PBRが1.5倍以下で、②PER×PBRが22.5未満であること」

Yahooファイナンスによると、現在のPBRは0.65倍であり、①のPBRは基準達成です。

②のPER × PBRも6.47で基準達成です。

株価純資産倍率は問題なし!

まとめ

今回の結果をまとめると以下の通りとなります。

項目評価結果備考
①事業規模売上高1兆4010億円
②財務状況×流動&固定負債多い
③収益安定性赤字なし
④収益成長性+14.1%
⑤配当利回り4.25%
⑥株価収益率9.47倍
⑦株価純資産倍率0.65倍
結果まとめ

財務状況と収益成長性の2項目で基準未達となり、

なみ

三井住友トラスト・ホールディングス(株)は割安株に該当しません!

という結果となりました。

ここ10年赤字もなく、配当も高く非常に魅力的なのですが、これもあおぞら銀行、三菱UFJフィナンシャル・グループと同じパターンですね。負債がかなりの多さで、収益成長性が物足りないですね。仕方ありません。

これからの三井住友トラスト・ホールディングス

「好循環を加速する事業ポートフォリオ強化」、「持続的成長に向けた戦略投資の推進」、「お客さまの信任に応える業務品質の向上・高度化の取り組み」の3つの重点テーマに取り組む

付加加価値の高い商品・サービスの提供と、新たな価値を創造するための投資などを通じ、様々なステークホルダーによる資金の好循環を、当グループ自らが促進・先導していく姿を目指すとのこと。

投資家としてもお世話になることもあるかもしれませんし、今後の成長に期待しましょう。

というわけで現時点では、割安株に該当したのは以下の12社となります。

「バリュー投資」の7つの基準をすべてクリアした企業リスト

1. コムシスホールディングス【1721】
2. 積水ハウス【1928】
3. 宝ホールディングス【2531】
4. SUMCO【3436】
5. 東ソー【4042】
6. 日本ガイシ【5333
7. アマダ【6113】
8. 太陽誘電【6976】
9. 日東電工【6988】
10. ヤマハ発動機【7272】
11. 凸版印刷【7911】
12. クレディセゾン【8253】

これまで評価した結果を下の記事にまとめてますので、よろしければあわせてご覧ください。

以上、皆さんの参考になれば幸いです。

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