クボタは割安株なのか?バフェット流「バリュー投資の7つの基準」で日経225銘柄を評価!

なみ

こんにちは、なみです。

今回の記事では、日経225構成銘柄の1つである(株)クボタ【6326】について、ベンジャミン・グレアムが提唱した「バリュー投資」の7つの基準に沿って評価してみました。

この記事でわかること
・バリュー投資の7つの基準に沿った(株)クボタ【6326】 の評価
 事業規模/財務状況/収益安定性/収益成長性/配当/株価収益率/株価純資産倍率
・(株)クボタ【6326】 は割安株なのか

あくまでIR情報などから機械的に評価したものですから、個人的な思いや先入観などは入っておらず、特定の企業を持ち上げたり卑下する意図はありませんのでご了承ください。日経225企業の中で、あなたが投資すべき割安株は何か?を探し当てるためのご参考にしてください。

ちなみに、これまで評価した結果一覧は以下のページにまとめていますので、よろしければあわせてこちらもご覧ください。

目次

(株)クボタ【6326】 の基本情報

・設立年月日 1930年12月22日
・上場年月日 1949年5月
・業種    機械
・特色    農業機械、鋳鉄管とも国内トップ。建機、エンジンも主力。環境プラントは民需、海外を強化。
・資本金   841億円
・従業員数  (単独)11,756人 (連結)43,631人
・株価    2,161円(2022.9.6)
・単元    100株
・決算    12月末日

クボタは生活に欠かせない食料・水・環境の領域において、多彩な製品・技術・サービスによるソリューションを提供しています。人々の食を支える農業ソリューション、安全な水を届け再生する水環境ソリューション、快適な生活や産業を支える環境ソリューションと幅広く事業を展開。現場の声に徹底的に耳を傾け、顧客の真のニーズを形にする現場主義を大切にしながら、地球規模の社会課題の解決に取り組んでいます。米一粒、水一滴から社会・産業の基盤まで、人々のくらしを支えています。

ブランドステートメントは、「For Earth,For Life」美しい地球環境を守りながら、人々の豊かな暮らしをこれからも支えていくことを約束しており、食料・水・環境を一体のものとして捉え、その課題解決に貢献することをミッションとされています。

ではここからは、(株)クボタに対してバリュー株投資の7つの基準に沿って評価していきます。

①事業規模

事業規模の評価基準は、「小型株をできるだけ除外する」

日経225企業の一社ですので。事業規模は十分なのですが、一応業種の中での規模感を見ておきます。

機械229社の中での各項目のランキングは以下の通りです。

時価総額2兆5597億円(4位)
売上高2兆1967億円(4位)
営業利益2462億700万円(3位)
経常利益2525億5900万円(4位)
純利益1756億3700万円(4位)
営業利益率11.2%(54位)
純利益率8.0%(73位)
総資産4兆5540億円(3位)
負債2兆4480億円(2位)
業績に関する各種項目

機械の中で売上高は4位、総資産は3位。利益率もそこそこで、純利益率は8.0%の73位。農業機械では国内トップですからね。事業規模は文句なしです。

②財務状況

次は財務状況。評価基準は、①「年内に現金になる資産(流動資産)が、年内に支払うべき負債(流動負債)の2倍以上であること」。 また、②「来年以降に支払うべき負債(長期負債=固定負債)が、流動資産からすべての負債を差し引いた純流動資産を超えていないこと」

2022年12月期の決算短信によると、
流動資産:2兆1758億6600万円
流動負債:1兆4888億1800万円
固定負債:9592億5000万円 なので、

①は、流動資産 / 流動負債 = 1.46倍で基準未達

②も、固定負債9592億5000万円 > 純流動資産6870億4800万円 で基準未達となり、

よって、流動資産に対して流動/固定負債いずれの割合も高く、基準未達です。

③収益安定性

収益安定性の基準は、「最低でも10年間赤字がないこと」

過去10年の業績を確認すると、毎年しっかり利益を上げられています。基準達成です。

年度純利益
2013年3月777億6100万円
2014年3月 1326億6600万円
2015年3月1395億3400万円
2015年12月1101億700万円
2016年12月1324億8500万円
2017年12月1341億6000万円
2018年12月1385億9500万円
2019年12月1490億6100万円
2020年12月1285億2400万円
2021年12月1756億3700万円
直近10年間の純利益

④収益成長性

収益成長性の基準は、「過去10年間のうち、直近3年間の1株当たり純利益(EPS)が最初の3年間より最低33%以上伸びていること」

IR情報を確認すると、EPSの最初の3年平均が93.1円、直近の3年平均が124.3円なので、(直近の3年平均 – 最初の3年平均) / 最初の3年平均 × 100 = 33.5%となり、ギリギリ基準達成です。

年度EPS
2013年3月61.89円
2014年3月105.74円 3年平均:93.1円
2015年3月111.68円
2015年12月88.47円
2016年12月106.58円
2017年12月108.46円
2018年12月112.44円
2019年12月121.6円
2020年12月105.85円3年平均:124.3円
2021年12月145.52円
直近10年間の1株当たり純利益(EPS)

⑤配当

配当の基準は、「 20年連続で配当を出していること 」

入手できる範囲でIR情報を確認すると、毎年しっかり配当が出ています。基準達成です。

年度配当金配当利回り
2010年3月12円/株1.41%
2011年3月14円/株1.79%
2012年3月15円/株1.89%
2013年3月17円/株1.27%
2014年3月28円/株2.05%
2015年3月28円/株1.47%
2015年12月28円/株1.48%
2016年12月30円/株1.8%
2017年12月32円/株1.45%
2018年12月34円/株2.18%
2019年12月36円/株2.09%
2020年12月36円/株1.6%
2021年12月42円/株1.64%
直近20年間の配当金と配当利回り

なお、株主優待はありません。

⑥株価収益率

株価収益率の基準は、「PER(株価収益率)」が15倍以下であること。

Yahooファイナンスによると、現在のPERは14.00倍であり、基準達成です。

⑦株価純資産倍率

株価純資産倍率の基準は、「①PBR(株価純資産倍率)が1.5倍以下で、②PER×PBRが22.5未満であること」

Yahooファイナンスによると、現在のPBRは1.35倍であり、①のPBRは基準達成です。

②のPER × PBR も18.90で基準達成です。

まとめ

今回の結果をまとめると以下の通りとなります。

項目評価結果備考
①事業規模売上高2兆1967億円
②財務状況×流動&固定負債多い
③収益安定性赤字なし
④収益成長性+33.5%
⑤配当利回り1.64%
⑥株価収益率14.00倍
⑦株価純資産倍率1.35倍
結果まとめ

財務状況のみが基準未達となり、「(株)クボタは割安株に該当しない」という結果となりました。流動資産に対して流動/固定負債の割合がかなり高いですね。その他項目はしっかりクリアできているのですが、仕方なしです。

現在は「食料の生産性・安全性向上」「水サイクルの効率化や水質向上」「都市・住環境の向上」「廃棄物循環の促進」の4領域に関するソリューション提供に注力されているとのこと。オープンイノベーションによって社外ベンチャーやIT大手など他社とも積極的に協業し、新事業の創出を進めていくとのことなので、今後の事業拡大に期待ですね。

というわけで現時点では、

「バリュー投資」の7つの基準をすべてクリアしているのは、

 ・コムシスホールディングス【1721】

 積水ハウス【1928】

 ・宝ホールディングス【2531】

 ・SUMCO【3436】

 ・東ソー【4042】

 ・日本ガイシ【5333】

 アマダ【6113】

の7社となりました。

これまで評価した結果を下の記事にまとめてますので、よろしければあわせてご覧ください。

以上、皆さんの参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

某メーカー勤務のエンジニア。化学工学修士。FP3級×簿記2級。妻と子供2人。お酒が大好きな関西人。週末はヨガ、筋トレ、サウナに励み、最近は料理も趣味。現在FP2級を勉強中。

2019年9月から投資をスタート。米国株式ETF(S&P500、グロース、高配当)、J-REITが主な投資先。投資資産1500万円突破。いつか億り人&サイドFIREを夢見て試行錯誤の毎日です。

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