HOYAは割安株なのか?バフェット流「バリュー投資の7つの基準」で日経225銘柄を評価!

なみ

こんにちは、なみです。

今回の記事では、2022年10月から新たに日経225構成銘柄の1つに加わったHOYA(株)【7741】について、ベンジャミン・グレアムが提唱した「バリュー投資」の7つの基準に沿って評価してみました。

この記事でわかること

・バリュー投資の7つの基準に沿ったHOYAの評価
 事業規模は?
 資産と負債のバランスは?
 収益の安定性と成長性は?
 配当はしっかり出てるのか?
 株価収益率(PER)と株価純資産倍率(PBR)はどの程度か?
・HOYAは割安株なのか?

あくまでIR情報などから機械的に評価したものですから、個人的な思いや先入観などは入っておらず、特定の企業を持ち上げたり卑下する意図はありませんのでご了承ください。

なみ

日経225企業の中で、あなたが投資すべき割安株はどれか?

を探し当てるためのご参考にしてください。

ちなみに、これまで評価した結果一覧は以下のページにまとめていますので、よろしければあわせてこちらもご覧ください。

目次

HOYA(株)【7741】 の基本情報

・設立年月日 1944年8月23日
・上場年月日 1961年10月
・業種    精密機器
・特色    眼鏡レンズ、半導体用マスク基板に強い。内視鏡事業も育成。2014年にセイコーの眼鏡販社を買収。
・資本金   62億円
・従業員数  (単独)3,006人 (連結)38,376人
・株価    14,120円(2023.3.26)
・単元    100株
・決算    3月末日

こんな会社

日本の光学機器、ガラスメーカーで、メガネやコンタクトレンズ、医療用内視鏡、白内障用眼内レンズ、さらには半導体やデジタル機器産業を支える精密機器、デバイスなどを多角的に展開しています。

第二次世界大戦中に創業した軍需向けレンズ等の光学ガラス生産からはじまり、現在では半導体製造用のマスクブランクス、HDD用のガラス基板事業では世界市場占有率はいずれも70%を超えています。なお、社名は創業の地である東京都保谷市(ほうやし、現:西東京市)に由来してます。

経営理念

私たちは
情報・通信と生活・文化の領域で
事業の創造と革新をすすめ
人・社会・自然の調和と
真に豊かな社会をつくるために貢献します

ビジョンには、「Innovating For a Better Tomorrow より良い未来のためにイノベーションを。」を掲げ、創業100年に向け次の20年間も、世界中の多様な人々の生活の質を上げ、より良い明日を迎えられるよう、常に情熱を持って市場の創造と革新を追求することを目指されています。

ではここからは、HOYAに対してバリュー株投資の7つの基準に沿って評価していきます。

①事業規模

事業規模の評価基準は、「小型株をできるだけ除外する」

日経225企業の一社ですので。事業規模は十分なのですが、一応業種の中での規模感を見ておきます。

精密機器48社の中での各項目のランキングは以下の通りです。

時価総額4兆8865億円(1位)
売上高6614億6600万円(3位)
営業利益-円(-位)
経常利益2107億600万円(1位)
純利益1645億700万円(1位)
営業利益率-%(-位)
純利益率24.9%(4位)
総資産1兆44億円(5位)
負債2037億5800万円(6位)
業績に関する各種項目

精密機器の中で売上高は3位、総資産は5位。利益率もかなり高く、純利益率は24.9%の4位、半導体用マスク基板などで世界トップシェアを持つ企業です。

事業規模は十分!

②財務状況

次は財務状況。評価基準は、①「流動資産が流動負債の2倍以上であること」。 また、②「固定負債が純流動資産を超えていないこと」

2022年3月期の決算短信によると、
流動資産:6829億6500万円
流動負債:1473億8000万円
固定負債:564億400万円 なので、

①は、流動資産 / 流動負債 = 4.63倍で基準達成
②は、固定負債564億400万円 < 純流動資産5355億8500万円 で基準達成となり、
流動資産に対して流動/固定負債いずれの割合もかなり低く、財務状況は非常にきれいです。

財務状況は文句なし!

③収益安定性

収益安定性の基準は、「最低でも10年間赤字がないこと」

過去10年の業績で確認すると、毎年しっかり利益を上げられており、問題ありません。

年度純利益
2013年3月724億300万円
2014年3月 601億4000万円
2015年3月929億4100万円
2016年3月933億1700万円
2017年3月868億5200万円
2018年3月992億2200万円
2019年3月1220億7200万円
2020年3月1145億8700万円
2021年3月1254億4600万円
2022年3月1653億2200万円
直近10年間の純利益

収益安定性は問題なし!

④収益成長性

収益成長性の基準は、「過去10年間のうち、直近3年間のEPSが最初の3年間より最低33%以上伸びていること」

過去10年のIR情報を確認すると、(直近の3年平均 – 最初の3年平均) / 最初の3年平均 × 100 = 107.5%となり、基準達成です。

年度EPS
2013年3月166.44円
2014年3月139.32円 3年平均:174.8円
2015年3月218.56円
2016年3月225.8円
2017年3月222.22円
2018年3月257.76円
2019年3月321.47円
2020年3月303.75円
2021年3月335.77円3年平均:362.7円
2022年3月448.66円
直近10年間の1株当たり純利益(EPS)

収益成長性は文句なし!

⑤配当

配当の基準は、「 20年連続で配当を出していること 」

入手できる範囲でIR情報を確認すると、利回りは低めですが毎年しっかり配当が出ており、問題ありません。基準達成です。

年度配当金配当利回り
2010年3月65円/株2.53%
2011年3月65円/株3.42%
2012年3月65円/株3.5%
2013年3月65円/株3.71%
2014年3月75円/株2.33%
2015年3月75円/株1.56%
2016年3月75円/株1.75%
2017年3月75円/株1.4%
2018年3月75円/株1.41%
2019年3月90円/株1.23%
2020年3月90円/株0.98%
2021年3月90円/株0.69%
2022年3月110円/株0.78%
直近20年間の配当金と配当利回り

なお、株主優待はありません。

配当は問題なし!

⑥株価収益率

株価収益率の基準は、「PERが15倍以下であること」

Yahooファイナンスによると、現在のPERは31.19であり、基準未達です。

株価収益率はNG!

⑦株価純資産倍率

株価純資産倍率の基準は、「①PBRが1.5倍以下で、②PER×PBRが22.5未満であること」

Yahooファイナンスによると、現在のPBRは6.25倍であり、①のPBRは基準未達です。

②のPER × PBRも194.94で基準未達です。これはちょっと高すぎますね。

株価純資産倍率はNG!

まとめ

今回の結果をまとめると以下の通りとなります。

項目結果備考
①事業規模売上高6614億円
②財務状況問題なし
③収益安定性赤字なし
④収益成長性+107.5%
⑤配当利回り0.78%
⑥株価収益率×31.19倍
⑦株価純資産倍率×6.25倍
結果まとめ

株価収益率、株価純資産倍率の2項目が基準未達となり、

なみ

HOYA(株)は割安株に該当しません!

という結果となりました。

流動資産に対して負債の割合が極めて低く、非常にきれいな財務状況である上、収益の安定性や成長性も高いのですが、残念ながら既に株価が上がりすぎてますね。仕方ありません。

これからのHOYA

人々の視力や健康、情報化社会の進展をサポートする製品を成長分野と位置づけ、経営資源を積極的に投入し事業の拡大を目指す

デジタルデバイスの長時間使用などによる若年層の視力低下や世界的な高齢化により視力矯正を必要とする人口が増え続けていることや、医療の現場では医師・患者双方の要求として身体への負担軽減・治療の短時間化が望まれるようになり、低侵襲医療が加速度的に普及していることなどを背景に、HOYAの強みを生かして今後も成長が期待できそうですね。

というわけで現時点では、割安株に該当したのは以下の12社となります。

「バリュー投資」の7つの基準をすべてクリアした企業リスト

1. コムシスホールディングス【1721】
2. 積水ハウス【1928】
3. 宝ホールディングス【2531】
4. SUMCO【3436】
5. 東ソー【4042】
6. 日本ガイシ【5333
7. アマダ【6113】
8. 太陽誘電【6976】
9. 日東電工【6988】
10. ヤマハ発動機【7272】
11. 凸版印刷【7911】
12. クレディセゾン【8253】

これまで評価した結果を下の記事にまとめてますので、よろしければあわせてご覧ください。

以上、皆さんの参考になれば幸いです。

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