豊田通商は割安株なのか?バフェット流「バリュー投資の7つの基準」で日経225銘柄を評価!

なみ

こんにちは、なみです。

今回の記事では、日経225構成銘柄の1つである豊田通商(株)【8015】について、ベンジャミン・グレアムが提唱した「バリュー投資」の7つの基準に沿って評価してみました。

この記事でわかること

・バリュー投資の7つの基準に沿った豊田通商の評価
 事業規模は?
 資産と負債のバランスは?
 収益の安定性と成長性は?
 配当はしっかり出てるのか?
 株価収益率(PER)と株価純資産倍率(PBR)はどの程度か?
・豊田通商は割安株なのか?

あくまでIR情報などから機械的に評価したものですから、個人的な思いや先入観などは入っておらず、特定の企業を持ち上げたり卑下する意図はありませんのでご了承ください。

なみ

日経225企業の中で、あなたが投資すべき割安株はどれか?

を探し当てるためのご参考にしてください。

ちなみに、これまで評価した結果一覧は以下のページにまとめていますので、よろしければあわせてこちらもご覧ください。

目次

豊田通商(株)【8015】 の基本情報

・設立年月日 1948年7月1日
・上場年月日 1961年10月
・業種    卸売業
・特色    トヨタ系の総合商社、2006年トーメン合併。自動車関連事業で営業利益の7割稼ぐ。アフリカ強い。
・資本金   649億円
・従業員数  (単独)2,626人 (連結)66,944人
・株価    9,670円(2024.4.28)
・単元    100株
・決算    3月末日

こんな会社

トヨタグループの大手総合商社で、自動車、金属、機械に限らず、石油、プラントから食品、保険まで取り扱っています。2006年にトーメンと合併するまでは「トヨタグループ」の商社というポジションでしたが、合併後はトーメンの保持していた権益とトヨタグループという後ろ盾から大手総合商社の地位を獲得しています。

主力の自動車分野では、トヨタ、日野、SUBARU、ダイハツなどの車両・車両部品を150か国余りに輸出しているほか、自動車メーカー各社が海外で生産する車両の第三国への輸出および海外における小売販売を行っています。

なみ

やっぱりトヨタグループ全体との強固なネットワークは圧倒的な強み、利益水準や安定性が抜群ですね。

基本理念

人・社会・地球との共存共栄を図り、豊かな社会づくりに貢献する価値創造企業を目指す。

“代替不可能・唯一無二”の存在「Be the Right ONE」となることを追求し続け、実現を目指すことをビジョンとして定めています。

ではここからは、豊田通商(株)に対してバリュー株投資の7つの基準に沿って評価していきます。

①事業規模

事業規模の評価基準は、「小型株をできるだけ除外する」

日経225企業の一社ですので。事業規模は十分なのですが、一応業種の中での規模感を見ておきます。

卸売業315社の中での各項目のランキングは以下の通りです。

時価総額3兆4026億円(6位)
売上高10兆1889億円(4位)
純利益3314億4400万円(6位)
純利益率3.3%(29位)
総資産7兆599億円(6位)
業績に関する各種項目

卸売業の中で売上高、総資産とも6位。利益率もまずまず高く、純利益率は3.3%の29位、日本の大手総合商社の一社です。

事業規模は文句なし!

②財務状況

次は財務状況。評価基準は、①「流動資産が流動負債の2倍以上であること」。 また、②「固定負債が純流動資産を超えていないこと」

2024年3月期の決算短信によると、
流動資産:4兆1965億円
流動負債:2兆5956億円
固定負債:1兆8442億円 なので、

①は、流動資産 / 流動負債 = 1.62倍で基準未達
②は、固定負債1兆8442億円 > 純流動資産1兆6009億円 で基準未達となり、
流動資産に対して流動/固定いずれの負債の割合も高く、基準未達です。

財務状況はNG!

③収益安定性

収益安定性の基準は、「最低でも10年間赤字がないこと」

過去10年の業績を確認すると、2016年に赤字があります。資源価格の低迷を受け、オーストラリアで展開していたガス事業の減損など特別損失を計上したとのこと。残念ながら基準未達です。

年度純利益
2015年3月675億7100万円
2016年3月-192億8000万円
2017年3月1079億300万円
2018年3月1302億2800万円
2019年3月1326億2200万円
2020年3月1355億5100万円
2021年3月1346億200万円
2022年3月2222億3500万円
2023年3月2841億5500万円
2024年3月3314億4400万円
直近10年間の純利益

収益安定性はNG!

④収益成長性

収益成長性の基準は、「過去10年間のうち、直近3年間のEPSが最初の3年間より最低33%以上伸びていること」

過去10年のIR情報を確認すると、(直近の3年平均 – 最初の3年平均) / 最初の3年平均 × 100 = +436.2%となり、基準達成です。

年度EPS
2015年3月192.23円
2016年3月-54.8円3年平均:148.0円
2017年3月306.64円
2018年3月370.08円
2019年3月376.89円
2020年3月385.25円
2021年3月382.56円
2022年3月631.63円
2023年3月807.58円3年平均:793.7円
2024年3月941.94円
直近10年間の1株当たり純利益(EPS)

収益成長性は文句なし!

⑤配当

配当の基準は、「 20年連続で配当を出していること 」

入手できる範囲でIR情報を確認すると、毎年しっかり出てますね。基準達成です。

年度配当金配当利回り
2010年3月16円/株1.09%
2011年3月28円/株2.04%
2012年3月42円/株2.49%
2013年3月44円/株1.8%
2014年3月50円/株1.91%
2015年3月56円/株1.76%
2016年3月62円/株2.44%
2017年3月70円/株2.08%
2018年3月94円/株2.61%
2019年3月100円/株2.77%
2020年3月110円/株4.32%
2021年3月112円/株2.41%
2022年3月160円/株3.16%
2023年3月202円/株3.59%
2024年3月280円/株2.73%
直近20年間の配当金と配当利回り

なお、株主優待はありません。

配当は問題なし!

⑥株価収益率

株価収益率の基準は、「PERが15倍以下であること」。

Yahooファイナンスによると、現在のPERは10.63倍であり、基準達成です。

株価収益率は問題なし!

⑦株価純資産倍率

株価純資産倍率の基準は、「①PBRが1.5倍以下で、②PER×PBRが22.5未満であること」

Yahooファイナンスによると、現在のPBRは1.50倍であり、①のPBRは基準達成です。

②のPER × PBRも15.95で基準達成です。

株価純資産倍率は問題なし!

まとめ

今回の結果をまとめると以下の通りとなります。

項目評価結果備考
①事業規模売上高10.2兆円
②財務状況×流動&固定負債多い
③収益安定性2016年赤字
④収益成長性+436.2%
⑤配当利回り2.73%
⑥株価収益率10.63倍
⑦株価純資産倍率1.50倍
結果まとめ

財務状況と収益安定性の2項目で基準未達となり、

なみ

豊田通商(株)は割安株に該当しません!

という結果となりました。

成長性は高く、配当もしっかりしているものの、赤字があることと、負債が多すぎますね。仕方ありません。

これからの豊田通商

「Global Vision」のありたい姿「Be the Right ONE」の実現を追求し、お客さまや社会から選ばれる唯一無二のパートナーであり続けることを通して、社会・環境への責任を果たしていく。

特に主力のMobility分野においては、無駄を排除した「リーン」な経営を徹底しつつ、トヨタグループ内外の顧客と強固な関係構築に努めサプライチェーンを守り抜く重要性を再認識し、「未来における利便性の高いモビリティ社会」の実現に貢献する事業に注力されるとのこと。環境意識への高まりに対応しながら、いかに自動車分野を成長させていくか。今後に注目ですね。

これまで評価した結果を下の記事にまとめてますので、よろしければあわせてご覧ください。

以上、皆さんの参考になれば幸いです。

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