住友重機械は割安株なのか?バフェット流「バリュー投資の7つの基準」で日経225銘柄を評価!

なみ

こんにちは、なみです。

今回の記事では、日経225構成銘柄の1つである住友重機械工業(株)【6302】について、ベンジャミン・グレアムが提唱した「バリュー投資」の7つの基準に沿って評価してみました。

この記事でわかること
・バリュー投資の7つの基準に沿った住友重機械工業(株)【6302】 の評価
 事業規模/財務状況/収益安定性/収益成長性/配当/株価収益率/株価純資産倍率
・住友重機械工業(株)【6302】 は割安株なのか

あくまでIR情報などから機械的に評価したものですから、個人的な思いや先入観などは入っておらず、特定の企業を持ち上げたり卑下する意図はありませんのでご了承ください。日経225企業の中で、あなたが投資すべき割安株は何か?を探し当てるためのご参考にしてください。

ちなみに、これまで評価した結果一覧は以下のページにまとめていますので、よろしければあわせてこちらもご覧ください。

目次

住友重機械工業(株)【6302】 の基本情報

・設立年月日 1934年11月1日
・上場年月日 1949年5月
・業種    機械
・特色    総合重機大手。タービン、タンカー、建機のほか変減速機、射出成形機に強い。がん治療装置も。
・資本金   308億円
・従業員数  (単独)3,370人 (連結)24,584人
・株価    2,895円(2022.9.14)
・単元    100株
・決算    12月末日

住友グループの総合重機械メーカーで、変減速機、射出成形機では世界有数の技術力、シェアを占め、その他、プラント/産業機械/船舶/建設機械/鉄鋼など、一般産業機械から最先端の精密制御機械・コンポーネントまでを、製造・販売しています。

「住友事業精神」には「住友の事業は住友自身を利するとともに、国家を利し、社会を利する事業でなければならぬ」という社会に対する強い使命感が込められています。

一流の商品とサービスを世界に提供し続ける機械メーカーを目指し、誠実を旨とし、あらゆるステークホルダーから高い評価と信頼を得て、社会に貢献することを企業使命とし、「顧客第一」「変化への挑戦」「技術重視」「人間尊重」という4つの価値観を掲げられています。

ではここからは、住友重機械工業(株)に対してバリュー株投資の7つの基準に沿って評価していきます。

①事業規模

事業規模の評価基準は、「小型株をできるだけ除外する」

日経225企業の一社ですので。事業規模は十分なのですが、一応業種の中での規模感を見ておきます。

機械229社の中での各項目のランキングは以下の通りです。

時価総額3551億2600万円(19位)
売上高9439億7900万円(8位)
営業利益656億7800万円(9位)
経常利益648億4700万円(11位)
純利益440億5300万円(11位)
営業利益率7.0%(123位)
純利益率4.7%(148位)
総資産1兆1567億円(10位)
負債5526億4600万円(10位)
業績に関する各種項目

機械の中で売上高は8位で、総資産は10位。利益率は低めで、純利益率は4.7%の148位。総合重機の大手ですからね、事業規模は文句なしです。

②財務状況

次は財務状況。評価基準は、①「年内に現金になる資産(流動資産)が、年内に支払うべき負債(流動負債)の2倍以上であること」。 また、②「来年以降に支払うべき負債(長期負債=固定負債)が、流動資産からすべての負債を差し引いた純流動資産を超えていないこと」

2022年12月期の決算短信によると、
流動資産:6906億400万円
流動負債:3888億3900万円
固定負債:1638億600万円 なので、

①は、流動資産 / 流動負債 = 1.78倍で基準未達

②は、固定負債1638億600万円 < 純流動資産3017億6500万円 で基準達成となり、

よって、流動資産に対して流動負債の割合が若干高く、惜しくも基準未達です。

③収益安定性

収益安定性の基準は、「最低でも10年間赤字がないこと」

過去10年の業績を確認すると、毎年しっかり利益を上げられています。基準達成です。

年度純利益
2013年3月157億8400万円
2014年3月 422億1000万円
2015年3月399億2200万円
2016年3月204億1000万円
2017年3月320億300万円
2018年3月466億5700万円
2019年3月358億5000万円
2020年3月273億6500万円
2021年3月302億100万円
2022年3月740億2400万円
直近10年間の純利益

④収益成長性

収益成長性の基準は、「過去10年間のうち、直近3年間の1株当たり純利益(EPS)が最初の3年間より最低33%以上伸びていること」

IR情報を確認すると、EPSの最初の3年平均が130.7円、直近の3年平均が282.0円なので、(直近の3年平均 – 最初の3年平均) / 最初の3年平均 × 100 = 115.7%となり、基準達成です。

年度EPS
2013年3月47.72円
2014年3月145.83円 3年平均:130.7円
2015年3月198.56円
2016年3月270.28円
2017年3月274.24円
2018年3月282.83円
2019年3月372.56円
2020年3月267.77円
2021年3月218.46円3年平均:282.0円
2022年3月359.61円
直近10年間の1株当たり純利益(EPS)

⑤配当

配当の基準は、「 20年連続で配当を出していること 」

入手できる範囲でIR情報を確認すると、毎年しっかり配当が出ています。基準達成です。

年度配当金配当利回り
2010年3月20円/株0.71%
2011年3月40円/株1.47%
2012年3月50円/株2.17%
2013年3月40円/株2.1%
2014年3月35円/株1.67%
2015年3月60円/株1.52%
2016年3月80円/株3.44%
2017年3月80円/株2.06%
2018年3月85円/株2.22%
2019年3月112円/株3.12%
2020年3月91円/株4.66%
2021年3月65円/株2.11%
2022年3月115円/株4.08%
直近20年間の配当金と配当利回り

なお、株主優待はありません。

⑥株価収益率

株価収益率の基準は、「PER(株価収益率)」が15倍以下であること。

Yahooファイナンスによると、現在のPERは11.82倍であり、基準達成です。

⑦株価純資産倍率

株価純資産倍率の基準は、「①PBR(株価純資産倍率)が1.5倍以下で、②PER×PBRが22.5未満であること」

Yahooファイナンスによると、現在のPBRは0.60倍であり、①のPBRは基準達成です。

②のPER × PBR も7.09で基準達成です。

まとめ

今回の結果をまとめると以下の通りとなります。

項目評価結果備考
①事業規模売上高9439億円
②財務状況流動負債多い
③収益安定性赤字なし
④収益成長性+115.7%
⑤配当利回り4.08%
⑥株価収益率11.82倍
⑦株価純資産倍率0.60倍
結果まとめ

財務状況のみが基準未達となり、「住友重機械工業(株)は割安株に該当しない」という結果となりました。流動資産に対して流動負債の割合が若干高くNGとなりましたが、惜しいところでした。

あえて弱点を挙げると、展開している製品群が多く、一部の製品は圧倒的に強いものの、その他の製品は大きく後れを取っているとのこと、多角化も長所短所はありますからね。あと少しだけ、弱点を補って長所を伸ばせばすぐにでも基準クリアになりそうです。今後に注目です。

というわけで現時点では、

「バリュー投資」の7つの基準をすべてクリアしているのは、

 ・コムシスホールディングス【1721】

 積水ハウス【1928】

 ・宝ホールディングス【2531】

 ・SUMCO【3436】

 ・東ソー【4042】

 ・日本ガイシ【5333】

 アマダ【6113】

の7社となりました。

これまで評価した結果を下の記事にまとめてますので、よろしければあわせてご覧ください。

以上、皆さんの参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

某メーカー勤務のエンジニア。化学工学修士。FP3級×簿記2級。妻と子供2人。お酒が大好きな関西人。週末はヨガ、筋トレ、サウナに励み、最近は料理も趣味。現在FP2級を勉強中。

2019年9月から投資をスタート。米国株式ETF(S&P500、グロース、高配当)、J-REITが主な投資先。投資資産1500万円突破。いつか億り人&サイドFIREを夢見て試行錯誤の毎日です。

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